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【WEB通販(ECサイト)って本当に儲かるの? ①】について

2022年07月08日 | 会社案内

【WEB通販(ECサイト)って本当に儲かるの? ①】について
 
楽天SHOP https://misugido.com/




㈱竹杉商事では、”旅館のゆかた 美杉堂”ブランドで、ECサイトを3店舗運営しております。


公式 オンライン ストア https://misugido.com/

楽天SHOP https://misugido.com/

Yahooショッピング https://store.shopping.yahoo.co.jp/misugido/



実際はAmazonにも出展していますが、Amazonは、店舗(ショップ)ではないので、今回は省きます。





コロナ渦の中、集客が出来ない(人の来店が難しい)小売業。

落ち着いたと思ったらまた、増加繰り返しが続きます。

実店舗・イベントでの販売・集客が、メインの企業にとっては、大変厳しい状況です。



そういった状況下で、WEBサイトでの通販事業に乗り出そう 又は、積極的に力を入れようとする動きは、当然です。理解できますし、実際 我社もそういった状況にあります。



当社は、2008年(平成20年)に ヤフーショッピングで店舗をスタートして、約12年が経過しようとしています。

その中で、感じていることをちょっと書いて見ようかなと。





ECサイトの定義

ECサイトとは、Eコマース(EC,E-Commerce)のサービスを提供するWebサイトの通称です。Eコマースとはネットを通じて行われるモノやサービスの売買の総称です。端的に言うと、ECサイトとはネットを使ったモノやサービスの販売サイトのことです。



●ECサイトの種類

ECサイトはモール型と自社サイト型に二分されます。モール型とは楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピング、ebayなどのモールに出店するタイプです。モール型のECサイトはモールが提供するシステムを利用し、決済もモールが代行します。ショップのひな型や店舗管理システムが用意されているので、出展者はECサイトを自分で構築する必要がありません。

一方、自社サイト型は自分でECサイトを構築するタイプです。全く何もないところから立ち上げるケースや、「ECサイト構築ツール・サービス」「ショッピングカート・サービス」を使ってつくり上げるケースなど、さまざまです。自社サイト型は自由度が高い半面、決済システムやセキュリティシステムなどを自前でつくる必要が生じます。





弊社の実績は、12年経った今、やっと楽天・Yahooのモールでの販売において、採算が合う(利益が出る)状況にある位の現状です。

公式オンラインストアは、まだまだ道半ばもいいところです。


弊社は、取り組み方がヘタクソなので、うまくいかない案件が多いのはしょうがないとしても実際にモノを販売する場合、WEBサイトさえあれば、すべてが完結し、WEBサイトで大儲けできるわけではないということを知ってもらいたいし、WEBサイトの運営の大変さを知って貰えればと。



課題はたくさんありますが、問題点をちょこっとづつ説明してみます。





問題点

集客(広告)

発送(納期・送料・発送手配など)

サイトの運営・更新

人材

商材(売りやすい/売りにくい)(在庫)

モールコスト(モールに払う費用)



ざっと書いていますが、上記の項目すべてが、会社が考える採算点の8割以上こなして初めて、トントン位です。

想像以上にならないと現実的に採算は取れません。(個人的感想)

どれかが大きく足りなければ、ほぼ間違いなく赤字になります。





WEBでの売上公式

アクセス人数*購入率(買い上げ率)*客単価=売上

*ここから、すべての諸経費(販管費)を除いて、初めて利益になります。

*モール(楽天・Yahoon・Amazonなど)では、売れれば売れるほど、コスト割合が基本高まります。



問題点のなかで、一番は、集客です。

最初につまずくポイントになります。

サイトの構築は、お金を出せば外部で委託して作ってもらえます。

(注意点ですが、商品画像・写真などはこちらで準備する場合がほとんどなので、そこでつまずく場合もあります。)



ただ、WEB集客は自社で、工夫するしか手段が無いと思ったほうがいいです。

これは、リアル店舗と同じです。

当然、様々な広告手法がありますが、費用対効果を確認する術がないのが本当のところです。

失敗・成功を判断するためにもある程度お金を使って実際に経験しながら、失敗・成功の繰り返しで、着地点を手探りするくらいしか方法がありません。

他社の成功例が自社で通用するわけでは無いことを知ったほうがいいです。

ただし、一発でうまくいパターンもあるので、挑戦はするべきです。


有料でできること・無料でできること

オンライン・オフライン

このあたりは、WEBだけでは決して、完結出来ない部分の一つになります。

実際に実店舗が、有る所は、オンライン・オフラインをうまく結びつけることができると相乗効果は非常に大きいです。

逆に実店舗(対面で販売する場所)が無い場合は、イベントなどの出店で、リアルにPRすることが必要不可欠になります。

リアルで周知することほど、深いファンになってもらうお客様は増えます。

ただ、スピード・広がり方は限定的です。



WEBサイトでは、仮にアクセス数が、どんどん増えても、買い上げ率が下がれば売上が上がりません。

有料広告費だけが増大します。

スマホでの閲覧数の増え方は、異常などのスピードですから気を付けて。





WEBショプは、ショップにアクセスしてもらわないと売上が絶対に出来ません。

アクセスするには、WEBショップの存在を知ってもらう必要があります。

どうやって?

ここがスタートです。



WEB上すべてのショップが競争相手となります。

その中で自社のサイトにアクセスしてもらうための手段・戦略を構築する必要があります。





次は、サイトの構築です。

サイトの構築は、お金を出せば、外部で委託して可能ですが、商品の追加・更新などの商品ページの作成は、日々自分たちで行う作業になります。

これは、商品数が少ない・価格に変更がないような商材でも以外と頻繁にあり、時間と手間がかかる作業です。(モールなどは、仕様変更がしょちゅうあります)

売上/月商300万以上あるようなショップなら更新専門(店舗の構築・メンテナス作業)のみを行うスタッフが、必ず1~2名必要となります。


買い上げ率を上げるためには、商品追加/サイトの変更・リニューアルは必須事項で、自社サイトのブランドイメージを構築するためにも自社の人材で行うのが望ましいと考えます。

外注委託することは、簡単で価格も安いです。

ECスタート時は、外注でも良いと考えますが、数年経過すると自社のブランディングを行う必要が、デザインの共有などが外注だと難しいくなります。

一緒に歩んでいける、意思疎通のできる 外注先がすぐに見つかると非常に心強いです。



これと重なる問題が、人材です。

ショップサイトを運営すると非常に多くのWEB技術・ノウハウ/ショップ運営手段が必要だと感じます。

写真(画像)・WEB知識・在庫管理・SEO・配送対応・販売戦略・顧客対応などなど。

すべてに対応できるスーパースター人材は、いません。

仮にいても一人では時間が足りません。

つまり、それぞれの分野に精通する人材の確保がある程度必要となります。

多くの場合、個人が複数の業務を兼用しながら、勉強しながら人材の成長を期待するという状況になります。

これらの業務も当然外部に委託することは可能です。ただし、ここも費用対効果です。



WEBショプは、繁盛すればするほど人材不足・人手不足と戦うことになります。





とりあえずここまで。

来週以降にまた続きを書いてみようと思います。



今、コロナ渦につけ込んで通販サイトのコンサル業が暗躍しております。

コンサル業の方は、

”簡単に出来ます”

”儲かります”

”売上が倍になります”

とお話する方がたくさんいます。



コンサル業は、サイトを作って、その場さえ問題なく お金さえ貰えれば、その先商品が売れても売れなくても関係無いからね。

当然、そういうお仕事は、専門的なノウハウ・技術は優れているので、お願いしたくなるのが、上手い所。


すべては、そのお仕事を活かせない・結果が出せない 自分・自社が悪いわけです。


実際は、全く簡単では無いことを知って欲しい。

&WEB上に これ以上、お金のある(体力・資本のある)自社の競争相手・敵が増えない事を祈りつつのブログです。





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